バングラデシュで7月1日から「ハードロックダウン」始まる!

バングラデシュで7月1日から「ハードロックダウン」始まる!

新型コロナウイルスの感染蔓延が続いているバングラデシュでは、7月1日から厳しい行動規制を盛り込んだ「ハードロックダウン」が始まりました。期間は7日深夜までで、行動規制を守らない市民に対しては、法的措置がとられているようです。

事前の報道では、「これまでで最も厳しいロックダウンになる」などと報じられていましたが、ふたを開けてみると、まったくそのような中身ではなく、<若干厳しめのロックダウン>くらいの表現が妥当だと思います(’A`)

「国際線は継続して運航OK」「工場は操業して良し」という部分は、昨年のロックダウン時は許されていなかったからです。また、リキシャの営業もどうやら黙認されているようですし、バリダラ内の建築現場では、作業員がたくさん集まって作業を実施しており、通常と変わった様子はありませんでした。







今回の行動規制の主な内容については、日本国大使館HPでも掲載されています。

1 すべての政府機関や政府機関に準ずるもの、民間の事務所は閉鎖される。
2 道路、鉄道、水路や、国内線を含む公共交通機関(※国際線は含まない)、すべてのエンジン付き車両の運行はできない。
3 ショッピングモールやマーケットを含む、すべての店舗は閉鎖される。
4 すべての観光地、リゾート、コミュニティセンターや娯楽施設は閉鎖される。
5 結婚式、誕生日会、ピクニックやパーティーなどの社会、政治、宗教的集会は行うことができない。
6 法執行機関や緊急のサービス(例えば、農業製品や食料品の輸送、救援活動、保健サービス、ワクチン接種、徴税、電気、水道、ガス、燃料、消防、電話・インターネット、メディア、民間警備、郵便、銀行、医薬品関連など)に従事する職員とその車両は、その所属機関のIDを携帯すれば外出ができる。
7 物資を移送するためのトラック、バンや貨物船は規制の対象外となる。
8 港湾、空港、河川、陸上港、これらに関連する事務所は規制の対象外となる。
9 工場は、感染対策を講じた上で操業を継続できる。
10 生鮮食料品や生活必需品を販売する店は、衛生規則に従い、午前9時から午後5時まで営業できる。
11 医薬品や日用品の購入や治療の受診、葬儀などの緊急時以外は外出することができない。違反したものには法的措置がとられる。
12 ワクチン(接種登録)カードを提示すれば、ワクチン接種のために外出することができる。
13 飲食店は午前8時から午後8時まで、オンラインまたはテイクアウトのみで営業できる。
14 国際線の運航は継続する。搭乗者は、チケットを提示すれば車両で移動できる。
15 軍務局は、現場でパトロールを行うために必要な数の部隊を配備する。







現地メディアによると、ダッカ警察は、外出禁止令に違反するなどした550人を拘束したようです。

初日なので、厳しめにやったのかもしれませんが、数日後も取締りの手を緩めていないか、注目したいと思います。

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2 thoughts on “バングラデシュで7月1日から「ハードロックダウン」始まる!”

  • 初日2日目は、結構厳し目にやったようですね。
    私は、昨日はリモートワークだったので、実際の外の様子は全くわかりませんが。
    ミルプールでも逮捕者が出たと主人が言ってました。
    近所の茶屋も軒並みクローズしてるらしく、それにはびっくりしました!小さいお店はやってると思ってたので。
    何日間、ちゃんと続くかですねー

    • >RIEさん
      バリダラからグルシャンやボナニに車で買い物に行っても、誰からも止められませんでしたw
      スーパーは普通に営業していますし、街中も昨年のようなゴーストタウン化はしていなかったですね。
      結構な数の人が、田舎に帰ってしまったようなので、今はダッカの人口密度は少なめになっていて、良い感じですね♬ これがまた、みんな戻ってきた時には感染が爆発的に増えるんじゃないでしょうか・・・

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