海を彷徨うロヒンギャ難民、今も少なくとも1000人が漂流

海を彷徨うロヒンギャ難民、今も少なくとも1000人が漂流

現地メディアによると、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は、ミャンマーの軍事弾圧から逃れるためボートで東南アジア諸国を目指したイスラム教徒少数民族ロヒンギャの少なくとも1000人が、今もどこの国にも入国できず海上を漂流しており、彼らに対する支援が必要であると指摘しています。同団体は、ロヒンギャ難民を乗せたボートが少なくとも2隻、インドネシア沖で漂流しているとみています。




4月中旬以降、別のボート2隻でマレーシアやタイ、インドネシアなどの東南アジア諸国を目指すも入国できず、バングラデシュに上陸しています。そのボートの搭乗者の一人は、「何週間も海をさまよった挙句、飢えによって船上で数十人が亡くなった」と話したようです。




多くのロヒンギャ難民が海を渡り、東南アジア諸国を目指す背景には、ミャンマーの軍事弾圧による迫害や、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプの悪質な住居環境があります。




また、別の記事によると、ロヒンギャ難民100万人以上が密集して暮らすコックスバザールの難民キャンプでは、新型コロナウイルスの感染者が初めて確認され、感染拡大が懸念されているようです。




バングラデシュの難民キャンプに留まっても悪質な衛生環境のため、新型コロナウイルスに感染する恐れが高いですし、ボートで東南アジアを目指しても海上で餓死する恐れがあるし・・・。

更に、最近だと、バングラデシュ政府が、ロヒンギャ難民を無人島に押し込めているという報道もありました。この無人島がとても良い環境で、彼らの<安住の地>になればいいですが・・・




バングラで生活していると、貧困問題について、本当に考えさせられることが多いです。今後も「彼らのために私にできることは何か」を模索しながら、バングラ生活を送りたいと思います。また、私が現地の生の情報を発信し続けることで、バングラデシュが抱える貧困問題について、少しでも多くの日本の方に知ってもらうきっかけになれば幸いです。

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