「壮絶な見栄の張り合い行事」２０２３年の犠牲祭＠バングラデシュ
２０２３年のイスラム教の祝日「イード・アル・アドハー（犠牲祭）」は、６月２９日に牛たちが殺されます。前日の２８日には、バングラデシュの首都ダッカのバリダラ地区では、それぞれ家の前の路上などに牛たちが連れて来られ、スタンバイが完了しました。
２９日には、イスラム教のフジュール(聖職者)が、お祈りの言葉を言いながら、牛たちの首を切って回るのですが、各家庭から呼ばれるため、このフジュールは大忙しです。
２９日にフジュールの予約が取れない場合や、フジュールを呼ぶのにかかる費用を節約したい場合は、３０日に牛たちを殺す家庭もあるようです。
おそらく２０万タカ以上はするであろう大きな立派な牛たち。
毎年、バリダラに住むお金持ちたちは、競い合うようにこぞって大きな牛たちを購入し、見せびらかしています。
近所の目をとても気にするイベントですね。
大金持ちの家の前は、こんな感じになっています。
公道でもお構いなしです。数日限定だから許されるのか・・・
２８日は大雨が降っていたので、牛たちが雨に濡れないように即席でテントを張っている家庭もありました。（こちらも公道ですけどね）
翌日には肉の塊になってしまうとはいえ、最後までわが子のように可愛がってあげるのが、習わしのようです。
お金のない若者たちは、友人たちと金を出し合って、牛１頭を購入し、お金を出した人たちで肉を均等に分けるようです。
そのほうが、スーパーで買うよりもお肉を安くで購入できるらしく、食費を節約できるとのこと。「半年分くらいの牛肉を犠牲祭でゲットする」と言っている人もいました。不要な牛皮は、業者に買い取ってもらえるようで、少しも無駄にはしないようです。
関連の過去記事もご参考までに。
こんにちは。
「イード」はバングラで一番好きな行事でした。実際に牛を買い（６〜７万タカだった記憶が）通訳やらドライヴァーやらバトラーやら諸々に配ったりしました。初めて見た時は、「地獄の黙示録」の水牛屠殺シーンを思い出感慨深かったです。
昨年末訪れた時は最近はデジタルイードなる物もありネットで牛が買え、決済も出来るとの事で笑ってしまいました。このブログや色々な記事でイードの写真を見ることがありますが牛や山羊が立派になっているw 昔は痩せ細っていてあまり美味そうじゃないなと思っていましたが最近は本当に立派でビックリしますw
＞EAGLEさん
なんと！？ 牛１頭買われたことがあるんですね。。。すごいですね！！
我が家も、来年バングラデシュにいれば、牛一頭買いにチャレンジしてみようか・・・
バングラデシュの経済成長に合わせて、牛も立派になってきてるんですね(・∀・)
初めてコメントさせて頂きます。
こちらのブログ内容ですが、大変興味深く拝見させて頂きました。
もし可能でございましたら、私のInstagramアカウント(@brightdesh)にてブログ内の写真を使用させて頂けないでしょうか。
難しい場合にはお気軽にお断り頂いて問題ございません。
ご検討頂けますと幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
＞相山様
コメントありがとうございます。
興味を持っていただいたようで、うれしいです。
全く問題ございませんので、ブログ内の写真をお使いください！！