バングラデシュ、トランスジェンダーに相続権付与へ

バングラデシュ、トランスジェンダーに相続権付与へ

フランスのAFP通信によると、バングラデシュは11月15日、トランスジェンダーの家族への遺産相続が近く可能になると発表しました。イスラム教徒が多数を占める保守的な同国で、性的少数者の権利拡大の取り組みが進められています。





 バングラデシュの資産に関する法律規定は宗教法に基づいており、大半のトランスジェンダーの人々は、親の遺産相続が禁止されているようです。

 南アジアでは、男性として生まれたものの、男女のどちらでもない性自認を持つ人たちは「ヒジュラ」と呼ばれており、ハシナ首相は今週、このヒジュラの人々のための新相続法を立案中だと閣議で発表しています。現時点で法案は提議されていませんが、議会通過は容易だとみられているようです。





 人口1億6800万人のバングラデシュは2013年から、同国にいる約150万人のトランスジェンダーに別の性を名乗ることを認めており、昨年には「第3の性」としての投票者登録が可能になっています。また、今年11月始めには同国初となるトランスジェンダーのためのイスラム神学校が開校されました。







 バングラデシュでのトレンドは、トランスジェンダー対策ですね。この時期に、トランスジェンダー対策を推し進めるのは、何か理由があるんでしょうが、理由はさっぱりわかりません(‘A`)






ヒジュラとは

男女の枠を超えた「第3の性」。バングラデシュ政府は、2013年に第3の性を認知し、2018年1月、有権者登録の際に「ヒジュラ」の項目を新たに設けました。これによって、投票時も立候補時も「ヒジュラ」を選ぶことができるようになりました。





まだ実際に見たことは無いですが、結婚式や、列車の中や街頭などで歌や踊りを披露するなどしてお金を稼ぎ、生計を立てている人が多いようです。





南アジア諸国では、「第3の性」を法的に認めている国が多いようです。バングラデシュは、日本よりも先進国!?





にほんブログ村 海外生活ブログ バングラデシュ情報へ



6 thoughts on “バングラデシュ、トランスジェンダーに相続権付与へ”

  • 最近では、Mohakhaliのフライオーバーの下辺りで、結構ヒジュラの人たちを見かけますよ。前は、Agargaonで見かけましたが、Metroの建設で、活動地域(お金をせびる)を変えたみたいです。
    興味があるので、じっくり観察したい気持ちを、いつも我慢してる私です(笑)

    • >RIEさん
      ほ~~!! さすがRIEさん。ヒジュラの活動エリアまで完全に把握されてますね( ゚∀゚)
      実際に見たら、怖くてじっくり観察するのも難しそうですねw 
      けど、一度は見てみたいです~!!

  • バングラに行っていた時ダッカから工場まで車通勤していましたが、インフラが進んでいないせいで車が渋滞して止まっている時、女装をした男性が窓を叩いてよく物乞いをしていました。そのときは物乞いするのに何で女装しているのかと不思議に思っていたのですが謎が解けました。彼らは第3の性「ヒジュラ」だったんですね。

    • >ごーさん
      数年前からヒジュラの方たちは存在していたんですね!
      私はまだヒジュラから物乞いをされた経験はないですが、突然車の窓をたたかれるとビックリしそうですねー!!
      女装しての物乞いって世界的にも珍しそうですよね!

  • ひばりさん、こんにちは。私は住んでいた近所のスーパーで見かけました。
    初めて見かけて、当時一緒にいたバングラ人に彼ら?彼女ら?(どっち?)について聞いた時はこの分野は日本より進んでるなーと思いましたよ。
    いろいろ権利は認められているようですが社会進出などはどうなのでしょうか?
    集団で見かけることが多いですが(普通が何かわからないですが…)普通に働いてお給料もらってなどしている人たちはいるのでしょうか?
    気になるところです。

    • >KAYOさん
      ご無沙汰しております。
      スーパーで目撃されたことがあったんですね!!
      ヒジュラとしての選挙権は認められているのかもしれませんが、普通に会社員として働いているような感じはしないですよねー。私が見たことないだけかもしれませんが。。。
      いろいろな過去のネット記事を見ていると、「ヒジュラ」という芸人みたいな職業をして生活しているのかな?と思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です