バングラデシュ総選挙の開票始まる、野党ボイコットで与党の圧勝確実か

バングラデシュ総選挙の開票始まる、野党ボイコットで与党の圧勝確実か

現地メディアなどによると、バングラデシュでは1月7日、総選挙(1院制、定数350)の投票が終了しました。同日、開票がスタートしたようです。

強権的なシェイク・ハシナ首相の政権や与党・アワミ連盟(AL)に対する反発から、バングラデシュ民族主義党(BNP)などの主要野党がボイコットを表明しています。そのような中、ALの候補者は、有力な対立候補が事実上不在の中で投票を迎えることになり、ハシナ首相が5期目続投を確実なものとする見通しです。




ただ、ALは一部で候補者を擁立しておらず、

一党独裁政権になるのを回避するのが狙いとみられます。



後発開発途上国(LDC)に分類されるバングラデシュの経済は、

ハシナ政権下で急成長を遂げました。



一方で、政権による人権侵害や反政府運動への弾圧に対する反発も根強いです。







バングラデシュ総選挙、投票所など放火相次ぐ

バングラデシュ総選挙、放火など相次ぐ

首都ダッカ郊外などでは1月5日以降、少なくとも14カ所の投票所が放火されており、

5日夜には走行中の列車から出火し、乗客4人が死亡、8人が負傷しました。



治安当局は選挙妨害を狙った放火の疑いがあるとして、

BNP幹部ら7人を逮捕しています。



在バングラデシュ日本国大使館も、

「情勢が不安定化する可能性があるので、不測の事態に巻き込まれないよう十分ご注意ください」

と呼び掛けております。







野党の弱体化も深刻か

ハシナ首相は、都市鉄道や橋、港湾など大規模なインフラ整備を進め、

高い経済成長を持続させおり、経済運営では評価されているようです。

一方で、野党への弾圧を徹底する手法は強権的との批判が根強いです。

2018年末の前回選挙で不正が指摘され、今回も公正さには疑問符が付いており、

民心も離れてしまっている印象です。







ところが、主要野党のBNPに人気が集まっているかというと、そうでもなさそうです。

BNPは2014年のバングラデシュ総選挙もボイコットしましたが、

前回選挙には参加し、獲得議席数はわずか1桁の完敗を喫しました。

BNPはハシナ政権下で党有力者が多く拘束されて弱体化しており、

与党のALに全く対抗できなくなっているのが現状です。







今回のバングラデシュ総選挙は投票率も少なかったようです。

また、暴力や投票所の占拠などの理由で、3つの投票所では投票が延期されたようです。

バングラデシュ総選挙を巡っては、今後、野党などが今回選挙の不正を指摘し、

政情が悪化する恐れがありますね。








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開票後に、各地でまた抗議活動が発生することになりそうです。

















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2 thoughts on “バングラデシュ総選挙の開票始まる、野党ボイコットで与党の圧勝確実か”

  • ひばりさん、元気かな
    今バングラデシュは暑いかな寒いかな
    NHKのニュースで列車燃えてるの見たよ
    この国バカが多いと思うよ~

    • >JUNKOさん
      バングラデシュには、野蛮な方々も一定数いますね(´・ω・`)
      バスが燃やされることはしょっちゅうです。
      国民の平均年齢が若いせいか、血気盛んというか・・・

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