バングラデシュ・コックスバザールで、日本語の挨拶が飛び交う中学校
朝日新聞の記事によると、ミャンマーとの国境に接し、郊外にはロヒンギャ難民のキャンプがあるバングラデシュ南東部・コックスバザールで、現地の人たちが子供たちに日本語を教えるとても親日的な中学校が存在するそうです。
熱心な校長先生が、日本の教育を見習い、学校内外での積極的な挨拶や、生徒全員で教室等を掃除する取り組みなどを導入しているようです。現地の言葉ではなく、「ありがとう」と日本語で感謝の気持ちを伝えることなどを教えているようで、少し不思議に思いましたが、現地の校長は「子どもたちも日本という国にあこがれを持っている。その国の言葉を使い、日本人の気持ちを感じさせたかった」と話しています。
コンクリートの打ちっ放しの校舎で、決して恵まれた環境とは言えそうにない環境ですが、 約500人の生徒が学び、約170人が校舎に隣接された寮で生活しているようです。 どの程度、日本語教育に力を入れているのかは謎ですが、こうした学校の取り組みは、日本のファンを増やすことにもつながると思いますし、ありがたいですね。
中国が戦略的に世界中で展開している「孔子学院」とは違い、今回のコックスバザールの中学校の取り組みは、現地の人が自発的に日本の教育を参考にして実施していることだと思われます。日本とほとんど関わりのない地域で、こうした親日的な学校が誕生したことは、日本人としてはとても嬉しいですし、応援したいです。