バングラ全土が危険レベル2に、「不要不急の渡航中止を」外務省

バングラ全土が危険レベル2に、「不要不急の渡航中止を」外務省

外務省は、バングラデシュで公務員採用の優遇枠をなくすよう求める学生のデモ隊と治安部隊の衝突が続いていることを受け、バングラデシュの危険レベルを引き上げました。

今回の危険レベル引き上げに伴い、バングラデシュ全土が危険レベル2となり、外務省は不要不急の渡航を控えるよう呼びかけています。







最近は、バングラデシュに進出する日系企業は増えていましたが、今後は事業縮小や撤退などを検討する企業も出てくるとみられます。







バングラデシュの危険レベルの推移

2016年7月に発生したダッカ襲撃テロ事件を発端に、バングラデシュの危険レベルは一気に引き上げられました。その後は徐々に引き下げられ、2021年11月10日に、ダッカ管区がレベル2からレベル1に引き下げられてからは、レベル2の「チッタゴン丘陵地帯(カグラチャリ県、ランガマティ県、バンドルボン県)」以外は、レベル1となっていました。








バングラデシュの危険レベルに関する過去記事です。







公務員採用の特別枠大幅縮小へ、最高裁決定

デモ激化に伴い危険レベルが引き上げられたバングラデシュ

時事通信などによると、バングラデシュ最高裁は7月21日、公務員採用に関し、独立戦争を戦った兵士らの子孫に割り当てられる特別枠を30%から5%へと大幅に縮小する決定を下しました。

特別枠の完全撤廃を求め抗議活動を行っている大学生らに配慮した形ですが、デモが沈静化するかは不透明です。

デモを率いる主要な学生団体の広報担当者はAFP通信に対し、「最高裁決定を歓迎する。しかし、政府がわれわれの要望を反映した命令を出すまで抗議をやめない」と語っているそうです。







公務員採用特別枠に関する学生デモに関する過去記事です。







にほんブログ村 海外生活ブログ バングラデシュ情報へ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です