バングラ学生デモの逮捕者500人超に、インターネット遮断も継続
AFPなどによると、バングラデシュで公務員の採用枠を巡り発生した学生と当局の衝突は激しさを増しており、22日時点で少なくとも532人が逮捕されたことが判明したようです。また、今回の抗議デモで警察官数人を含む163人が死亡しています。
また、地元の主要メディアのサイトは、インターネット遮断の影響なのか、7月17日や18日の記事が掲載されて以降更新されておらず、インターネット上では、BBCやAFP、ロイターなどの海外メディアから情報を得ることしかできない状況が続いています。
バングラ政府は、政府に都合の悪いニュースが世の中に流れないように、大規模なインターネット遮断を行っているとみられます。
インターネット遮断の影響?
NEWAGEも更新がストップし、新しい記事を見ることができなくなってしまっています。
デイリースターに関しては、このような画面になってしまい、サイトを開くこともできません。
以前から、インターネット遮断や情報統制はバングラデシュ政府の十八番です。
外出禁止令も延長に
在バングラデシュ日本国大使館HPによると、7月22日17時から追加のアナウンスがあるまで外出禁止令が延長されたようです。いつから外出禁止令が解除されるのか、現時点では不明です。
22日、学生グループは48時間の抗議デモ停止を発表
一方で、特別枠の完全撤廃を求める主要学生グループは22日、抗議デモの48時間の停止を発表しました。グループのリーダーはAFPに対し、「この間に、外出禁止令の撤回とインターネットの復旧、そして抗議する学生を標的にするのをやめるよう政府に要求する」とし、「特別枠をめぐり改革を望んだが、これほど多くの血の犠牲、殺りく、生活や財産を犠牲にすることは望まない」と述べたようです。
公務員採用特別枠に関する学生デモに関する過去記事です。
これ以上の無用な被害者が増えないことを願うばかりです。バングラ政府は、インターネット遮断や外出禁止令を早く解除した上で、学生側と対話し、平和的に解決させてほしいです。